願成寺: 楼門

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願成寺(福島県・喜多方市)

願成寺(福島県・喜多方市)概要: 願成寺は鎌倉時代に実成和尚が開創した寺院で、当初は隆寛律師(浄土宗の開祖法然上人の高弟)が当地に赴くはずでしたが、高齢だった為に弟子である実成和尚を遣わし、隆寛律師が死去すると遺骨が願成寺の境内に葬られ、開山一世に掲げたそうです。その後、戦国時代の兵火や慶長三陸地震などにより境内が荒廃した為、江戸時代初期の寛文5年(1665)に行誉和尚の尽力により現在地に境内を移し、京都知恩院の末寺として東北地方の浄土宗の得度式を行うようになっています。鎌倉時代後期に製作された阿弥陀如来座像(会津大仏)と脇侍座像は来迎三尊像(京都三千院の阿弥陀三尊像と同じ形式)の遺構として大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。山門は江戸時代中期の元禄元年(1697)に建てられたもので、入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り、上層部には高欄が廻り、開口部は格子戸、下層部には仁王像が安置、「叶山」の山号額、福島県指定文化財に指定されています。願成寺には古建築が多く、山門の他、会津藩主保科・松平家が大旦那として造営された本堂と旧阿弥陀堂も福島県指定文化財に指定されています。会津地蔵札所番外札所。

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