南泉寺: 楼門

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南泉寺(福島県・南会津町)

南泉寺(福島県・南会津町)概要: 南泉寺は平安時代に創建された古寺で、聖徳太子を祭る周辺住民の心の拠り所になった素朴な信仰が行われていました。鎌倉時代後期になると住民である星佐藤左衛門が出家して善達坊を名乗り寺院としての体裁を整え、室町時代後期に道善和尚が中興し当初の寺沢山から現在地に境内を移しました。江戸時代に入り聖徳太子を信仰する太子守宗から浄土真宗に改宗し、高田派専修寺の末寺となりました。山門は江戸時代後期の寛政6年(1794)に南山御蔵入領内の信者から浄財を募り造営した建物で入母屋、茅葺、一間一戸、四脚鐘楼門、外壁は真壁造り素木板張、上層部は鐘撞堂、花頭窓、高欄付、「松見山」の山号額が掲げられています(梵鐘も鐘楼門と同時期に鋳造されましたが、太平洋戦争の際に供出し、近年再び浄財を募り奉納されています)。南泉寺山門(鐘楼門)は福島県指定文化財に指定されています。又、桜の名所としても知られ、境内には慶優上人が安照寺から持ち帰ったと伝わる「平七桜」があります。御蔵入三十三観音霊場第19番札所。

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