長命寺: 楼門

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長命寺(福島県・相馬市)

長命寺(福島県・相馬市)概要: 長命寺が何時頃に開かれたのかは判りませんが、当初は下総国に創建されました。鎌倉時代末期の元享3年(1322)に相馬重胤が行方郡太田(別所館)に移封になると随行し、さらに嘉歴元年(1326)に行方郡小高(小高城)に移ると相馬家が篤く信仰していた妙見宮(相馬太田神社・小高神社・相馬中村神社)の別当寺院となりました。慶長年間(1596〜1615年)に東泉院跡(火沢=水沢)に境内を移し、さらに、元禄8年(1695)に涼ヶ岡八幡宮の造営が竣工すると宇多郡坪田村に移って別当寺院となり寺号を「放生山長命院八幡寺」に改めています。八幡寺(長命寺)は中村藩相馬家から篤く帰依され領内の真言宗の三箇寺の1つとして広大な寺領を有し寺運も隆盛しました。明治時代初頭に発令された神仏分離令により涼ヶ岡八幡宮と別れる事が余儀なくなり、明治5年(1872)に現在地である龍泉寺跡に移り、寺号を「赤城山観音院長命寺」に復しました。山門は中村城の城門を移築したと伝わる古建築物で、入母屋、銅板葺、一間一戸、四脚鐘楼門、上層部は鐘撞堂、開口部は格子戸、相馬市指定文化財に指定されています。奥相三十三観音霊場第七番札所。

長命寺:動画

涼ヶ岡八幡宮:動画

中村城:動画

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