龍門寺: 楼門

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龍門寺(福島県・いわき市)

龍門寺(福島県・いわき市)概要: 龍門寺は室町時代中期頃に長く当地を支配した岩城家の菩提寺として創建された古寺です。岩城氏は常陸平氏の血を汲む名族で、当家の初代となった岩城朝義の発願により明徳3年(1392)から境内の整備が行われ、3代目岩城清胤の代の応永17年(1409)に概ね工事が竣工し青岑珠鷹禅師を招いて開山したと伝えられています。岩城氏は長く当地を支配しますが戦国時代に入ると佐竹氏に従属するようになり、佐竹氏の当主佐竹義重の3男貞隆を迎え入れました。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで岩城氏は本家筋にあたる佐竹氏に従い東西中立を保った為に改易となり(その後復権して亀田藩2万石の藩主に就任し、亀田城下にも龍門寺を創建しています)、龍門寺は庇護者を失い一時衰微しましたが、江戸時代に入ると幕府から庇護され寺領70石が安堵され、領主である平藩主内藤家とも関係を深めました。山門は江戸時代中期の安永4年(1775)に造営されたもので入母屋、茅葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り、上層部は格子戸、下層部には仁王像安置、いわき市指定文化財に指定されています。

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