勝行寺: 楼門

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勝行寺(福島県・いわき市)

勝行寺(福島県・いわき市)概要: 勝行寺は平安時代に伝教大師最澄や、弘法大師空海と対等に議論した事で知られる徳一大師により開山したと伝えられています。境内のある「いわき湯本温泉」は古くからの名湯で、守護神である温泉神社は平安時代中期に成立した延喜式神名帳に記載され、「いわき湯本温泉」も鎌倉時代に順徳天皇(1197〜1242)が編纂した「八雲御抄」で日本三御湯に数えられるなど比較的早くから開かれた地域だったと思われます。しかし、江戸時代後期にはかなり衰微していたらしく、寛政10年(1798)の火災で堂宇が焼失すると再建もままならない状態だったとされます。文化年間(1804〜1818年)に幻如上人により再興が図られ随時諸堂が整備されましたが戊辰戦争の争乱に巻き込まれ再び多くの堂宇が焼失しています。釈迦堂は数少ない当時の建物で、寺宝で室町時代初期に運慶により彫刻された木造釈迦如来坐像は福島県指定文化財に指定されています。山門は入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り、上層部には高欄が廻り、下層部には正面、背面共に仁王像が安置されています。

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