蓮家寺: 楼門

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蓮家寺(福島県・棚倉町)

蓮家寺(福島県・棚倉町)概要: 蓮家寺は江戸時代初期に当地の代官職として赴任してきた彦坂小刑部の家臣、蓮池主水と糟家弥兵衛が秀哲上人を招いて創建された寺院です。当初は本尊である阿弥陀如来に因み「阿弥陀寺」と称していましたが、開基者の名字から蓮池「蓮」と糟家「家」の1字ずつを合わせ「蓮家寺」に寺号を改めています。その後、棚倉藩が立藩し寛永4年(1627)に内藤信照が5万石で入封すると内藤家の菩提寺として庇護され、寛文12年(1672)に火災により堂宇が焼失すると2代藩主内藤信照が大旦那となり再建に尽力し境内には三門、本堂、鐘楼、観音堂、常念佛堂、十王堂、地蔵堂の七堂伽藍が整備されました。一方、徳川将軍家からは朱印状が発布され、歴代将軍が追認し領内の中心的な寺院として発展しました。江戸時代後期から明治時代初期には衰微しましたが、寺脈を保っています。蓮家寺山門は江戸時代中期に建てられもので、入母屋、銅瓦棒葺(下屋庇:銅板葺)、三間一戸、八脚2重楼門、外壁は真壁造り、上層部には高欄が廻り、花頭窓付、棚倉町指定有形文化財に指定されています。梵鐘は江戸時代初期には内藤家から寄進されたもので国の重要美術品に認定されています。

蓮家寺:動画

棚倉城:動画

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