飯野八幡宮: 楼門

写 真
リンク
飯野八幡宮(福島県・いわき市)

飯野八幡宮(福島県・いわき市)概要: 飯野八幡宮は平安時代後期に行われた奥州動乱の際、源頼義が八幡神を勧請し、鎌倉時代初頭に鎌倉幕府初代将軍源頼朝の命により社殿が造営されと伝えられています。古くから境内を構える好嶋荘の総鎮守として歴代領主や為政者から崇敬庇護され中世は長く当地を支配した飯野氏が神官を兼務していました。南北朝の動乱により境内が荒廃しましたが足利尊氏が再建し、戦国時代には領主である岩城氏に崇敬され領内岩城五郡(菊田・磐崎・磐城・楢葉・標葉)の総鎮守として庇護を受けました。江戸時代に入ると平藩の藩庁となる平城が築かれる事になり、現在に遷座し、幕府からは社領400石が安堵、歴代平藩主からは社領50石が安堵され社殿の造営が行われています。古くから神仏習合し境内には仏教色の強い阿弥陀堂、釈迦堂などの堂宇が建立され支院16ヵ寺を擁していましたが、明治時代の神仏分離令により取り除かれています。飯野八幡宮随神門(神社山門)は江戸時代初期の万治元年(1658)に建てられたもので、入母屋、銅板葺き、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、木部朱塗り(彫刻部:極彩色)、上層部には高欄が廻り、下層部両側には随神が安置、国指定重要文化財に指定されています。飯野八幡宮には古建築物が多く、随神門以外に本殿と唐門、神楽殿、若宮八幡神社、仮殿、宝蔵が国指定重要文化財、拝殿と幣殿がいわき市指定有形文化財。

飯野八幡宮:動画

磐城平城(福島県いわき市):動画

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
福島県1
福島県2
福島県3
禅長寺
龍門寺
勝行寺
如来寺
遍照院
飯野八幡宮
長命寺
金性寺
蓮家寺
長禄寺
本覚寺
大安寺
常光寺
南泉寺
示現寺
伊佐須美神社
願成寺
善龍寺