仁叟寺: 楼門

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仁叟寺(群馬県・高崎市)

仁叟寺(群馬県・高崎市)概要: 仁叟寺は室町時代中期頃に奥平貞訓により創建された寺院です。戦国時代に奥平貞能が奥平公田から現在地に境内を移し、直翁裔正禅師を招いて中興開山しています。直翁裔正禅師は最乗寺(神奈川県南足柄市)輪番で曇英和尚の名代を勤めた名僧で、明暦6年(1497)に雙林寺(群馬県渋川市)4世を就任し、雙林寺を退いた後に奥平家に招かれ仁叟寺を中興開山しています(直翁裔正禅師の死没年は雙林寺と仁叟寺に残されている記録が異なる為、後の住職が都合の良い年に合わせて直翁裔正禅師を勧請中興開山一世とした可能性のあります)。その後、奥平家は徳川家の重臣となり奥平信昌が徳川家康の長女亀姫を正室として迎えた事から、仁叟寺は亀姫から篤く庇護されています。江戸時代に入ると吉井藩(群馬県高崎市吉井町:本城−吉井陣屋)の藩主菅沼氏の菩提寺となり、さらに徳川将軍家から寺領25石を安堵されています。山門は宝暦11年(1761)に造営されたもので、三間三戸、入母屋、桟瓦葺、八脚楼門、外壁木部は朱塗り、上層部には花頭窓、高欄付、「天佑山」の山号額、高崎市指定文化財に指定されています。上州観音霊場第18番。南毛観音霊場第18番。

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