吉祥寺: 楼門

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吉祥寺(群馬県・川場村)

吉祥寺(群馬県・川場村)概要: 吉祥寺は南北朝時代の暦応2年(1339)に大友氏時が中巌円月禅師を招いて創建した寺院です。中巌円月は相模国鎌倉(神奈川県鎌倉市)出身の南北朝時代の臨済宗の高僧で寿福寺(神奈川県鎌倉市:臨済宗建長寺派)や醍醐寺(京都府京都市伏見区醍醐東大路町:真言宗醍醐派総本山)で修行を重ね、曹洞宗の東明慧日にも師事し、中国にも渡っています。帰国後は多くの名刹の住職を歴任し、建長寺42世に就任時に豊後国守護職大友氏時に大友家発祥地である当地(上野国利根庄)に先祖の追善供養の為に招かれ吉祥寺を開山しています。後光厳天皇(北朝第4代天皇・在位:観応3年1352年〜応安4年1371年)の勅願所として寺運も隆盛しましたが、戦国時代の兵火により境内が荒廃します。江戸時代に入り再興が図られ随時境内、堂宇が整備されました。山門は文化12年(1815)に造営されたもので、三間三戸、入母屋、桟瓦葺き、八脚楼門、桁行8.5m、梁間5.5m、上層部には文殊菩薩と十六羅漢像(江戸時代中期制作)が安置され、後光厳天皇御染筆の「青龍山」の勅額が掲げられ川場村指定文化財に指定されています。新上州観音霊場三十三カ所第29番。

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