雙林寺: 楼門

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雙林寺(群馬県・渋川市)

雙林寺(群馬県・渋川市)概要: 雙林寺は宝徳2年(1450)に白井城(白井宿)の城主長尾景仲が開基となり一州正伊を迎えて開創し師である月江正文禅師を開山一世としました。月江正文禅師は山城(京都府)出身の室町時代の曹洞宗の高僧で補陀寺(群馬県安中市)の無極慧徹禅師(肥前国出身、室町時代の曹洞宗の高僧)の下で厳しい修行を行い、丹波永沢寺、相模最乗寺、武蔵大泉寺の住職を歴任し尾張楞厳寺、上野雙林寺、武蔵普門院を開山しています。当時の白井長尾家の勢力は強大だった事からその庇護により寺運が隆盛、最盛期には2千人の修行僧が集まったとも云われています。江戸時代に入ると徳川将軍家から庇護され、将軍の交代時には「城固めの法問」が行われ、上野国(群馬県)、信濃国(長野県)、越後国(新潟県)、佐渡国(新潟県:佐渡島)の曹洞宗総取締となり、直末寺は48ヶ寺、門葉は2千ヶ寺を擁しました。山門は五間一戸、入母屋、銅板葺(下屋庇:銅板葺)、十二脚二重楼門、桁行5間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部左右には仁王像安置、「最大山」の山号額、入口上部には小僧の彫刻が施され雙林寺の七不思議の1つとなっています。

雙林寺:動画

白井城(群馬県渋川市):動画

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