龍海院: 楼門

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龍海院(群馬県・前橋市)

龍海院(群馬県・前橋市)概要: 龍海院は享禄年間(1528〜1532年)に松平清康(江戸幕府初代将軍徳川家康の祖父)が模外惟俊大和尚を招いて創建された寺院です。模外惟俊は当時の曹洞宗の高僧で、三河長興寺(愛知県)の住職だった汝南契禅の下で厳しい修行を行い、清康が「是」の字を掴み取る霊夢を見た事を「是」という漢字は「日」「下」「人」で構成されている事から天下人になる事を予言し篤く帰依されるようになったと伝えられています。その後、徳川家康の命により徳川家の家臣酒井家歴代の菩提寺となり、江戸時代に入り酒井家が前橋藩(本城:前橋城)の藩主として入封すると前橋城の城下町に境内を移しています。寛延2年(1749)、酒井家は姫路藩に移封になりましたが、龍海院は当地に留まり引き続き酒井家の菩提寺として庇護され続けました。境内には建立されている酒井家歴代の墓碑は前橋市指定史跡に指定されています。山門は文政年間(1818〜1830年)に造営されたもので三間一戸、入母屋、桟瓦葺(鯱付)、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り(彫刻部は極彩色)、上層部には花頭窓、高欄付、下層部には毘沙門天像と増長天像が安置、「是字寺」の扁額が掲げられています。

龍海院:動画

前橋城(厩橋城:群馬県前橋市):動画

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