貫前神社: 楼門

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貫前神社(群馬県・富岡市)

貫前神社(群馬県・富岡市)概要: 貫前神社は安閑天皇元年(531)に物部姓磯部氏により創建された古社で、平安時代に成立した延喜式神名帳では格式の高い名神大社として記載され、上野国一宮として国主はじめ為政者、歴代領主から篤く庇護されました。江戸時代に入ると徳川将軍家の庇護となり初代将軍徳川家康は社領176石を寄進、3代将軍徳川家光が社殿を造営し5代将軍徳川綱吉は社殿の改修を行っています。又、境内は中山道の脇街道上州姫街道(下仁田街道)の宿場町一宮宿の一角にある事から旅人や商人の参拝が絶えず、門前町兼宿場町には遊女小屋などがあり賑わったそうで境内が低い位置に配されている事から日本三大下り宮に数えられています。当時の貫前神社は神仏習合し境内には仏教色の強い、三重塔や仁王門、観音堂など多数の建物がありましたが、明治時代の神仏分離令を受け排除されました。貫前神社神門(楼門)は江戸時代初期の寛永12年(1635)に3代将軍徳川家光によって造営されたもので、一間一戸、入母屋、銅板葺、四脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ(一部の彫刻は極彩色)、木部朱塗り、上部部桁行3間、高欄付、左右回廊付き(木造平屋建て、切妻、銅板葺き、桁行5間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り木部朱塗り、格子戸緑色塗り、内部に随神安置)、通常楼門中央の開口部からは出入り出来ず、楼門と左右の回廊の間に向けられた脇戸が利用されています。同時期に建てられた本殿と拝殿と共に国指定重要文化財に指定されています。日本神社百選

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