空恵寺: 楼門

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空恵寺(群馬県・渋川市)

空恵寺(群馬県・渋川市)概要: 空恵寺は大同元年(806)に平安時代の天台宗の高僧として知られた伝教大師最澄により創建されたと伝わる寺院です。鎌倉時代後期の文永7年(1270)に白井城(白井宿)の城主白井長尾家が華厳禅師(神奈川県鎌倉市:建長寺の僧)を召還し長尾家の菩提寺として中興開山しています。白井長尾家は関東管領を担った山内上杉家の重臣として一大勢力を築き、空恵寺も大きな庇護を受け寺運も隆盛しましたが、小田原北条家や甲斐武田家の台頭により衰微し、大名家としては没落しています(白井城の城下町だった白井宿は、現在も良好な町並みが残され、観光地として整備されています)。空恵寺は庇護者を失い衰微しましたが江戸時代に入ると徳川将軍家から寺領18石が安堵され境内が維持されました。境内には長尾家歴代の墓碑が建立され渋川市指定史跡に指定されています。山門は江戸時代中期の元禄年間(1689〜1704年)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺(旧茅葺)、八脚楼門、桁行3間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り、天井は格天井で極彩色、上層部高欄付、上層部内部には釈迦如来像と十六羅漢像が安置、下層部左右には仁王像安置、「天霊山」の山号額、折衷様式、群馬県指定重要文化財に指定されています。

空恵寺:動画

白井城(群馬県渋川市):動画

白井宿(群馬県渋川市):動画

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