泰寧寺: 楼門

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泰寧寺(群馬県・みなかみ市)

泰寧寺(群馬県・みなかみ市)概要: 泰寧寺は鎌倉時代末期の延慶2年(1309)、西国出身の真改により創建された寺院で、戦国時代に三峰山玉泉寺(群馬県利根郡みなかみ町・当地域の曹洞宗の小本山的な存在で一州正伊大和尚や曇英慧応大和尚などの名僧を輩出。)8世の洞庵文曹和尚が天台宗から曹洞宗に改宗開山しています。その後、遠州三山(法多山尊永寺・萬松山可睡斎・医王山油山寺)に数えられた名刹、遠州可睡斎(静岡県袋井市)から秋葉三尺坊大権現の分霊が勧請され、以来、火防に御利益があるとして信仰されました。江戸時代初期に現在地に境内を移すと文化振興にも大きく寄与し、境内を開放して寺子屋を開設し、明治6年(1873)には須川小学校の校舎として利用されています。泰寧寺山門は安永4年(1775)に造営された古建築物で三間三戸、入母屋、銅板葺(下屋庇:銅板葺)、八脚二重楼門、外壁は真壁造り素木板張り、上層部には花頭窓、高欄付、内部には釈迦三尊像や十六羅漢像などが安置、下層部天井には6面の格天井に絵画、木鼻には「龍」、「獅子」など精緻な彫刻、群馬県指定文化財に指定されています。泰寧寺本堂欄間及び須彌壇も同様に群馬県指定文化財に指定されています。

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