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徳島県の江戸時代は徳島藩(27万7千石)が属した地域ですが徳島城下は都市化や太平洋戦争の空襲により多くの武家屋敷が消失しています。変わって、平家の落人伝承を持つ東祖谷山村(現在の三好市東祖谷)には平家の後裔が在郷武士となりその武家屋敷が点在する集落です(文治元年:1185年、屋島の合戦で源氏に敗れた平家一党は安徳天皇を伴い当地に逃れそのまま土着したと伝えられています。)。武家町とは全く異なる景観ですが山深い傾斜地に旧喜多家住宅、阿佐家住宅、木村家住宅といった寄棟、茅葺の武家屋敷が点在しています。
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武家屋敷・家老屋敷(現存)一覧表 |
徳島県 |
印 |
市町村 |
名称 |
建築年 |
概要 |
主要遺構 |
備考 |
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徳島市 |
原田家住宅 |
− |
徳島藩の重臣 |
主屋・庭園 |
国登録 |
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三好市 |
馬宮家住宅 |
江戸末期 |
在郷武士、池田士 |
表門 |
市指定 |
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東祖谷山村 |
旧喜多家住宅 |
宝暦13年 |
在郷武士 |
主屋 |
− |
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東祖谷山村 |
旧阿佐家住宅 |
文久2年 |
在郷武士 |
主屋 |
− |
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東祖谷山村 |
木村家住宅 |
元禄12年 |
在郷武士 |
主屋 |
国重文 |
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東祖谷山村 |
小釆家住宅 |
天保年間 |
在郷武士 |
主屋 |
国重文 |
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