新郷村西越集落・概要: 西越集落(青森県三戸郡新郷村)は青森県に残る数少ない茅葺屋根集落の1つです。茅葺集落といっても現在、多くの民家は屋根の瓦や鉄板屋根への葺き替えや、茅葺にトタンを覆うなどしている事から往時の風景が失われつつあります。そのような中、坂本家住宅主屋と木村家住宅主屋は国登録有形文化財に登録されるなど当寺の姿を留めており異彩を放っています。西越集落の民家は概ね木造平屋建、寄棟、茅葺、平入、屋根正面には「ハホ」と呼ばれる煙り出しがあり、一見すると社殿建築で見られる唐破風のようにも見えます。屋根の棟を芝棟にするのも特徴の1つで季節によっては屋根の茅の茶色と芝棟の緑の対比が特徴ある景観を作り出していたかも知れません。
青森県:茅葺屋根一覧
・旧岩田家住宅−寛政から文化年間−青森県指定県宝
・石戸谷家住宅−安政6年−弘前市指定有形文化
・旧梅田家住宅−嘉永年間
・旧小山内家住宅−文久3年−弘前市指定有形文化
・法眼寺:本堂−明和6年−青森県指定県宝
・法眼寺:鐘楼堂−江戸時代−青森県指定県宝
・法眼寺:山門−寛保元年−黒石市指定文化財
・浄仙寺:山門
・革秀寺:本堂−慶長年間−国指定重要文化財
・長勝寺:庫裏−慶長年間−国指定重要文化財
・岩木山神社:社務所−弘化2年−青森県指定県宝
・松館大慈寺:山門−文政10年−八戸市指定有形文化財
・見町観音堂−延宝4年−青森県指定県宝
・江渡家住宅−天明年間−国指定重要文化財
・旧圓子家武家住宅−安政年間−青森県指定県宝
・旧大久保家住宅−文政年間
・旧平山家住宅−明和6年−国指定重要文化財
・旧楠美家住宅−明治19年−五所川原市指定有形文化財
・旧坪田家住宅−江戸時代末期−青森県指定県宝
・旧笠石家住宅−江戸時代後期−国指定重要文化財
・旧苫米地家住宅−江戸時代後期−六戸町指定有形文化財
・旧川村家住宅−明治時代
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